バツイチの語源
40代以下の方は今更解説は不要かと思いますが、バツイチとは、性別を問わず、離婚や死別等の理由で、婚歴が1回ある独身の方を指す単語です。
明石家さんまさんが、大竹しのぶさんとの離婚会見で使用したのが語源とされていますが、実際には、結婚相談所のスタッフが、会員さんから提出いただいた戸籍謄本をチェックする過程で、この方はバツ無し、この方はバツイチ、バツニ・・・と呼称していた隠語が俗語になったもので、一部の結婚相談所で、1980年代初頭から使用されていた業界用語です。
「バツイチ」の「バツ」とは、結婚して、新たに戸籍を作ると、男性と女性の戸籍が1つになり、戸籍謄本には、男性と女性の名前が併記されるのですが、逆に、離婚されると、一方の戸籍が抜けて、抜けた側の名前の欄に×印が付くことに語源があります。
「バツイチ」の「イチ」とは、「1回」の意味で、同じ戸籍のまま、2回・3回・・・と離婚すると、戸籍謄本には、1回目の結婚相手、2回目の結婚相手、3回目の結婚相手・・・に、それぞれ×印が付きますし、例え再婚の都度戸籍を作り直しても、過去の戸籍を追えば、それぞれの戸籍の結婚相手の名前欄に×印が付いていることから、結婚相談所では、婚姻歴が2回ある方は「バツニ(×2)」、3回ある方は「バツサン(×3)」と呼称していたわけです。
但し、今日の多くの自治体では、コンピュータ化に伴って戸籍が改製されており、改製後の戸籍謄本の前夫や前妻の欄には、×印ではなく、除籍と印字されるようになっています。
従って、結婚されていた時の本籍地の自治体が、今もまだ戸籍の改製が行われていない場合か、既に戸籍の改製が行われている自治体でも、結婚していた当時は戸籍の改製が行われていなかった自治体に本籍を構えていた場合しか、バツイチ・バツニ・・・の語源を目視確認することは出来ません。
バツイチ以外の方の再婚・結婚・婚活・恋愛
婚歴がある方のうち、バツイチ以外の方、つまり、×2、×3・・・の方の再婚は、残念ながら、少なくとも、今日の多くの結婚相談所や結婚情報サービス会社での出会いは皆無に等しいのが現実です。
その理由や、×2、×3・・・の方が、この業界に騙されない方法等の詳細は、悪徳な再婚サイトを参照いただいて、×2、×3の方に限らず、ネットに潜伏している悪質な運営者や利用者のみならず、結婚相談所や結婚情報サービス会社といった対面販売の業者にも騙されないよう、十分ご注意下さい。。
バツイチという表現
バツイチ、バツニ、バツサン・・・という表現は、離婚歴がある方からすれば、聞こえが良くないと感じる方も多いかと思います。
これらの表現は、冒頭に記載の通り、そもそも結婚相談所のスタッフが使用していた隠語で、お客様の前で使用していたわけではありません。
但し、当サイトでは、説明の為に、その都度、離婚歴が1回の方、2回の方・・・と表現するよりは、明石家さんまさんによって、世間一般に浸透したバツ○という表現を使用した方が分かり易いと思い、敢えて使用させていただいております。
不快に感じる方がいらっしゃいましたら、お詫び申し上げますと共に、説明上の表現であることをお許しいただければ幸いです。